日本人の感性
日本人の感性は外国の方々の感性とは違う。
そう感じたことありませんか?
日本人はなかなか言いたくても我慢する事がある。
会議とかでは怒られるやつだ。
それは単なる引っ込み思案、考えてないが故に話せない、とか、恥ずかしくて自己主張できない、とかいう理由が大半ではあるが、しかし、それだけではない。
その理由の1つが、相手への気遣いである。
相手と話すときに日本人は相手に敬意を払い正面から否定するのを堪え、やんわりと諭そうとする人が多い。
自分の意見とは違うな、と思いながらもあえて自分の意見を言わずに、相手の機嫌を損なわないように相手の意見を尊重したりする。
つまり、よく言えば、自分を犠牲にしてでも相手との良好な関係を最優先することがあるのである。
そして、自分の意見は行動で示す。
それを見て自分の意見はこうだ、と気がついてくれ、と行動で示すのである。
しかし、なかなか気が付いてくれることは少ないが…。
外国人の方々に、必ずと言っていいほど言われるのは、なんで言いたい事があるのにはっきりと言わないんだ、と。
確かに、彼らのいう主張もわかる。
その通りだと思う。
しかし、一方で上記のように考えてる日本人が多いのも事実。
ある方に聞くと、外国人に英語でおもてなしとか忖度とか堪忍とかを説明するのは難しいという。
つまりそれが日本人独特の感性なんだ、と。
日本人が良くて外国人が悪い、日本人が正しくて外国人が間違っているということではない。
感性が違うというだけである。
そして、私はそんな日本人に生まれてきて本当に良かったと心から思う。