サービス業
1位になりたいなんて自己満足でしょ!
出世のために社員とお客様を利用するな!
朝から吠える社員が…。
結構こたえるな…。
いや、君は間違っているよ…。
我々のサービスにお客様にとって役に立たないものはない。
これは間違いない。
しかし、そのサービスを必要としない人にサービスするからおかしくなる。
そんなものいらん!と。
これは当たり前のこと。
逆に、そのサービスが必要な人にとっては必ず感謝される。
これも当たり前。
なぜなら本当にその人が我々のサービスを必要とし、そのサービスがお役に立つから。
つまり、そのサービスを必要な人にきちんとお届けするという仕事をたくさんすればするほどお役に立つことができる。
サービスの量が増えれば増えるほど喜んでもらえる。
もちろん大前提は必要としている人にきちんとサービスをお届けすること。
1位になるということは同業の誰よりも喜んでもらえたという証。
他の同業のお客様があなたにして貰えば良かった、と言ってもらえる状態。
これが1位を目指す理由。
朝の話。
この人の思考回路には、必要としている人にきちんとサービスをお届けするという大前提が抜け落ちている。
自分の物差しで人を計ったのだろう。
朝から何度も仕事の意義、そもそもなぜこの仕事をしているのか、について納得するまで話した。
何事も相手あってのこと。
1人でこの世の中生きていける人などいない。
相手あってのその相手のことを知らないのにサービスの提供などあり得ない。
背中を掻いてと言われて頭を掻いてあげるようなもの。
しっかりと相手のことをまずは知ること。
何を欲しているのか、を知ること。
そこから初めてお付き合いが始まる。
商売につながる可能性も出てくる。
それが理解できないのなら人にサービスを提供するなんておこがましいよ…。
それを伝えられていない自分の不甲斐なさに朝から憂鬱だ。